土地を買って所有者になれば、それを第三者が見ても分かるようにしておく必要があります。土地の名義変更を行うということですが、具体的には登記簿の所有者の項目を変更することを言います。登記簿は法務局で管理されていて、申請すれば該当地の部分だけを転写したものを、登記事項証明書として交付を受けることができます。名義変更の申請をする前よりも所有権を取得する前、つまりは売買契約を結ぶ前に記載内容を確認しておくことが大切です。

売主と違う名義になっていれば、代金を支払っても名義変更はできないので売主と登記名義人が同一であることを確認しておきましょう。登記事項証明書は、購入対象の物件のものを交付してもらって確認しなければ意味がありません。ここで注意しなければいけないのは、登記上の土地の管理は住所を基準にしているわけではないということです。地番と呼ばれるものが各土地に付けられていて、その番号で管理されています。

住所と地番が同一の場合もありますが、住居表示と呼ばれるものを住所として使っている場合は、地番とは大きく異なる数字になっています。登記事項証明書を請求する場合は地番を知る必要があるのですが、購入を検討しているのであれば取り扱っている不動産会社に確認すれば教えてくれます。契約の直前であれば、売買契約書を見れば必ず記載されています。取引対象が一つのようになっていても、登記上は複数に分かれている場合もあるので注意して確認しましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です